いちのや |
川越 |
3.58 |
川越は成田に並ぶ関東近郊の鰻の雄という認識だ.駅からは少し歩く. 昼から一軒家の歴史を感じさせながらも清潔な店内に腰掛け,肝焼きで一杯,鰻重でもう一杯,気分は満杯. |
神田きくかわ |
神田 |
3.61 |
神田で昼下がりに鰻を食べるというシチュエーションだけで,なんとも食欲が出る. 客層が落ち着いており,扇子で涼を取って鰻を待ち,これぞ正統派,これぞ江戸前の鰻をかっこむ. |
ほさかや |
自由が丘 |
3.58 |
蒲焼きも置いているが,うなぎのからくり・きも・かわの焼,そして煮こごりにコップ酒を合わせるのが常. コの字カウンタの隣席や中のおばちゃんと時事雑談して,串をほおばり,上撰でタレの染みた口腔をゆすぐ. |
はま吉 |
藤沢 |
3.53 |
私の地元.村上春樹が鵠沼在住時に通っていたらしい.経営者が代わり味が落ちた感はある. 鰻屋だけど,頼むのは柳川鍋と酒だ.使い込まれた鍋でダシに染みたドジョウを絶品ぬか漬けを箸休めに. |
友栄 |
小田原 |
4.16 |
食べログ鰻部門全国3位.アクセスが悪く,それでいて平日の昼でも混んでいるのが難点にはなる. 「肝の苦みは鮮度の悪さ」が肝に染みる肝焼きと合わせて飲む日本酒は,至福.青うなぎの焼きはそれなり. |
石橋うなぎ店 |
静岡 |
3.58 |
昼が14:30過ぎまで営業なのが都合を合わせやすい.サウナの聖地「しきじ」からも徒歩圏内だ. メニューは堂々の一本焼のみで,頭をシャブリ,身をハミ,尾をネブリ,脂を日本酒で清める. |
うな炭亭 |
浜松 |
3.59 |
畳の座敷が嬉しい.香ばしい鰻重は供されたら,山椒を振って蓋をして蒸らすのがスタイルだ. その間に,肝焼きで静岡地酒を流しつつ,待つ.いざ蓋を開けて広がるタレの香りに包まれ箸は止まらない. |
あつみ |
浜松 |
3.85 |
浜松一の有名店で開店前に名前を書いて予約する方式.いつも入り口すぐ右の席に通されるが,奥は広い. 何と言っても白焼きがうまい.うますぎる.品のいい盛り,わさび,しみじみ出る脂,うまい酒. |
曳馬野 |
浜松 |
3.55 |
静岡地酒と鰻を使ったツマミ(肝わさび,みそうなぎ,等)が多種多様なのが嬉しい. 天然鰻は実物を見せてくれる.養殖の白焼きを頼み,静岡名産わさびを付け,うま口の日本酒と合わせる. |
のぼりや |
豊橋 |
3.51 |
蒸し暑い豊橋の街を駅から歩き,田舎の民家の居間のような店内,まずは冷えた瓶ビールで涼む. 鰻重はない.うな丼,丼は米が命だとしみじみ感じる,ふっくら固めの粒だった米がタレにしみている. |
二文字屋 |
岐阜 |
3.45 |
創業1620年の老舗.断然座敷に陣取る.奥の子供用椅子を隠してくれれば,一層静謐な空間になろうに. 一時間かけて焼くふわとろの鰻重も,カリカリの鰻重も,豊富な地酒のために焼き上がる楽しみがある. |
田舎庵 |
小倉 |
3.74 |
夏の小倉は少し歩くだけで汗が吹き出る.席に着いたらまずビールと,ここでは肝焼きより断然うざくだ. そして香ばしくもほくほくの独特の焼きの鰻を,天然でも,遜色ない養殖でも,西の関に合わせ旨し. |
吉塚うなぎ屋 |
博多 |
3.70 |
大抵は西中洲や春吉でたらふく飲んだ二日酔いの昼に訪れることになる.西の関と肝焼きで鰻を待つ. 鰻と飯が分かれて供されるので,ツマミにしやすい.山椒もタレも香りがよく,満腹で酔いも冷める. |