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改修中の中京競馬場は見所なく

５年連続で，高松宮記念の開催日に，中京競馬場を訪ねた．しかし，中京競馬場は，2010年4月から2012年3月のグランドオープンに向けて，スタンド改築工事および馬場改修工事中で，2011年の高松宮記念自体は阪神競馬場で行われる．毎春の恒例行事化しているし，愛着さえわいている競馬場がどう変わろうとしているのか見学してやろう，の思いで，訪ねた．

　

名鉄の中京競馬場前駅の駅前のたこ焼き屋「かなちゃん」で，たこ焼き４個（２００円）と缶ビール（３００円）を小腹に入れる．名古屋でのディナーに備え，ごく軽い昼食を取る．このたこ焼き屋，５年連続で入ろうと思いながら，去年までの４年（回）は，中京競馬場での高松宮記念の開催日という１年で最も駅が賑わう日に来ていたので，軒先にはちょっとした行列ができており，横目でちらっと見て，ヒトの多さを確認し次第，すぐに足先を競馬場へ続く道へ向けていたのだった．今年は，高松宮記念の開催日ではあるが，開催場所は中京競馬場ではなく阪神競馬場なので，駅に向かう名鉄もヒトはまばらで，たこ焼き屋にも行列は無かったのだ．名古屋圏でよく目にする，ソースではなく，醤油味で，ジューシーなたこ焼きを頬張り，ビールで流し込んだ．

　

４年連続で高松宮記念に出走する馬たちを舐め回すように凝視したパドックは，柵で囲われて中を見れない．馬場に出ると，殺風景に，だだっ広く，一面のダートで，味気ない．メインスタンドは，鉄筋丸出しで，素っ気ない．高松宮記念の”馬券を”中京競馬場で買うという連続記録を５年に延ばして，早々に競馬場を後にして名古屋に戻ったのだった．